1⃣【 COM-PLATES Ⅰ】 誕生経緯
昭和の時代、どこの家庭の座敷にもあった座敷机。
時代は変わり畳文化がなくなり、
椅子に座るという生活習慣が主体に。
座敷の中心にでんと置かれていた座敷机は、
もはや邪魔者扱いで破棄されてるのが現実。
樹齢何百年もの木を人間の欲望のために切り倒し、
不要になったら捨ててしまう。
そんな人間の身勝手な行動を
少しでも止められるように願って、
【 COM-PLATES Ⅰ】 は誕生しました。
【COM-PLATES Ⅰ】
【COM-PLATES Ⅰ】は、木工の世界に初めて飛び込む切っ掛けを作ってくれた、思い入れのあるプロダクト。
最薄部1.5mmの今までの木製品には無かった薄さ。
7㎜厚に加工した木材をNCで無垢彫り加工したプレート。
【COM-PLATES】はcompactに収納できるcompleteされた(完成された)プレートと言う造語。
120枚重ねても、その高さは30㎝ほど。
収納場所に困りません。
2023年ウッドデザイン賞受賞。
【COM-PLATESⅢ】
【COM-PLATESⅢ】は【COM-PLATESⅠ】と同じサイズで23mm程の深さを持たせたモデル。
最薄部が1.5㎜以下の個所もあります。
単に食器と言う使い方だけでなく、アクセサリートレイとして使用したり、複数枚をレイアウトして空間を彩るオブジェとしても存在感を示してくれます。
ウッドデザイン2024賞受賞。
2⃣ 材料取り
【 COM-PLATES Ⅰ】は、
廃棄される座敷机の脚から作られてます。
100数mm角&長さ300mmほどの脚部から
115㎜ X 100mm X 厚さ7㎜の板材を採取。
3⃣ NCフライスで加工
今までの木製品の加工は、材料を加工機のテーブルに取り付けて裏表を加工するので、変形させないために一定の厚みを持たせないと加工できない。
【COM-PLATES】はアルミ合金製の型に嵌め込んで加工するので、木材の限界に近い薄さを維持したまま加工を終える事が出来ます。
この加工方法の発想は、弊社が長年金型製作に携わっていたからこその発想。
それを木工業界に取り入れることで化学反応が起き、今までにない薄さと木目の美しさを活かしたプロダクトが生まれたのです。
【COM-PLATESⅡ】
【COM-PLATESⅡ】は端材などの廃棄木材のアップサイクル。
弊社の小型NCフライスで加工できるMAXの、A5サイズほどの大きさで、深さが30㎜ほどある深皿タイプ。
深さがあることで側面の杢目も楽しむことが出来るので、単に食器と言うだけでなく芸術的要素も持ち合わせてます。
2024年DAF Design for Asia Awords 2024 Bronze Awards 受賞。
2024年ウッドデザイン賞受賞。
Gallery
この世に二つとして同じものがない、自然が生み出した【木】と言う無限の美しさ。
誰も成し得なかった、1.5mm の極薄の世界。